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金を払えば偉いのか

社会

「お客様は神様」という言葉があります。この言葉は「金を出す自分は偉いのだから尊重しろ」「自社製品を買ってくれる人は神様のような存在だから大切にしなければならない」といった意味で使われます。

しかし、この考え方はどちらも適切ではないと思います。売買契約とは、売り手と買い手がいて、それぞれが所有している価値(金 商品)を双方の同意によって交換することをいうのであり、どちらが偉いとか偉くないといった話ではないのです。

これは労使関係でも同じことが言えます。雇用者と被雇用者は、それぞれが所有している価値(金 労働力)を双方の同意によって交換しているだけであり、どちらが偉いということではないのです。

ところが、どういうわけか「金を払う方が偉い」と思う人がいるようで売り手に過剰な要求をしたり、買い手にへりくだる人がいます。

相手に対してどのような態度をとるかは本人の自由ですが「価値の交換」という考え方を意識すれば、自分のしていることが不合理であることに気づき適切な行動をとることができます。

ちなみに「お客様は神様」は東京五輪音頭(1640年の東京オリンピックのテーマソング)を始め数々のヒットソングを歌った三波春夫という歌手の発言が広まったものです。ただし、本来の意味は世間で言われていることとは違うようです。

三波春夫オフィシャルサイト