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諸行無常とアイデンティティ

私が嫌いな言葉の一つに「アイデンティティ」があります。

アイデンティティという言葉は複数の意味で使われますが、心理学の分野では「人が時や場面を越えて一個の人格として存在し、自己を自己として確信する自我の統一をもっていること」という意味で使われます。

この言葉が好きな人は、人間の人格を一個の「物」として扱うため、自己認識の危機(自分がどういう人間であるのかわからなくなる)に苦しむことがあります。

一方で諸行無常という言葉があります。これは今から2500年前に釈迦という人物が考えた概念であり「この世の中のあらゆるものは変化・生滅してとどまらないこと」という意味で使われます。

諸行無常の考え方では、人間の人格は石や金属のような一個の「物」ではなく、複数の要素が影響しあって日々変化するものと考えます。

私はアイデンティティよりも諸行無常の考え方の方が現実的だと思います。

あなたが自己認識の危機に苦しみ「自分探し」をしているなら、諸行無常の考え方を取り入れてみてはどうでしょうか。