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「文化の盗用」問題について考える

アメリカのファッション雑誌「VOGUE」に芸者風の写真が掲載されました。その写真に対し「日本文化を盗用した」と文句を言う人が現れ、VOGUEとモデルを務めたカーリー・クロスが批判されました。

カーリー・クロスは「文化をきちんと取り扱わない撮影に参加したことを申し訳ないと思っている」と謝罪したそうですが、何度聞いてもおかしな話だと思います。

なぜ批判されたのか

批判する側の言い分は大きく2つに分けられます。一つは「自分と縁のない文化を使って金儲けをするな」というものであり、もう一つは「自国の文化を間違えた形で広めるな」というものです。

ですが、縁のない文化を利用したり、形を変えて伝えるのは本人の自由です。それを不快に思う人がいると言いますが、どんなものにも不快感を感じる人はいるので言い出せばキリがありません。

そもそも文化とは他国の文化を取り込むことで発展するものだと思います。たとえば「ひらがな」や「カタカナ」は日本独自の文化ですが、これは大陸から伝来した漢字がもとになっています。

このようなことは日本に限らず、多くの国で見られる現象です。おそらく、他国文化の利用を批判する人は自国の文化が何もないところから突然生まれたと錯覚しているのではないでしょうか。

カーリー・クロスは商売上の都合で謝罪するしかなかったのでしょうが、反論すべきことはしなければ歪んだ考えを持つ人々を増長させることになります。